NDA(機密保持契約)で分かる!企業の力量(レベル)

2015年3月10日

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新規事業等々が社内で走っており、かなり久しぶりの更新になってしまいました。システム担当の山本です。

さて、今回は「NDA(機密保持契約)で分かる!企業の力量」と題して、NDAをしっかりと考えることによるメリットをお話します。
ちなみにこれはベンチャー企業よりも大きな企業ほど、重要性が高いと個人的には考えています。

代理店制度を作ったり、その他自社サービスと、他社のサービスを連結させる上で、NDAを締結するケースはよくあると思います。

しかしここであえて言いたいのは、「NDAを締結しない企業ほど強い」ということです。
正確に言うと、相手にNDAの締結を要求しないことを意識的に行っている企業です。

どういうことかといいますと、守るべき情報(企業の強みとなる情報)があり、それを守るためにNDAを結ぶわけですが、何が守るべき情報かが自分でも分かっていない企業がべらぼうに多いのです。

結局どの情報を守っておけばいいかが分かっていないので、とりあえず契約後に得た情報全部基本NDAの対象範囲っていう契約がデフォルトの場合が多い。機密印が押された書類だけ対象と言いつつ、実際的には送られてくる全部の書類にとりあえず機密印が押してあったりとか。
これとこれとこれは何時まで内密に、と情報をより分けてNDAを結べる企業はすごくレア。

効果的なNDAができていないので、そこがボトルネックになって動きが遅くなったり、いい感じな提携先を探すのに苦労したりします。

例えばシステムを連結させる話が出たとして、通信用のプロトコルの仕様書やデータサンプルを貰うのがNDAの範疇とか。
実際問題「プロトコルの設計」自体にビジネス的な価値があるなんてことはまずありません。

あと料金体系とかもそうですね。これは理解できる範囲も大きいのですが、ベースとなる料金体系がある程度整って公開されているのと、そうでなくて完全個別見積の場合は、提携のハードルやらなんやらが大きく変わります。
インターネットでの売り込みを無視して、一つ一つ人手で提携先を集めていくスタイルの場合はそう問題にもならないのかもしれませんが‥。

Appleの開発者ライセンスなんかはちょっと例外で、きついNDAを誰にでも結ばせるけど、締結自体はだれでもすぐに行え、情報にアクセスできるようになるという形をとっています。この形はプレスリリースをコントロールする上では強力だと思いますが、多くの企業でこの形を用意するのは労力が大きいかな、とも思いますね。

クリティカルでない情報は公開することで価値が上がる場合が多いですが、貴方の会社のNDA規定はどうですか?

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